インドネシア共和国バリ州、東ヌサトゥンガラ州等で現地調査を実施しました

2024.9.21
研究活動
2024年9月8〜20日にかけて、長津一史教授(東洋大学拠点代表)・中野真備特別研究助手(NIHU・東洋大学拠点研究員)がインドネシア共和国ジャカルタ市、バリ州、東ヌサトゥンガラ州、南スラウェシ州等で現地調査をおこないました。
南スラウェシ州マカッサル市では、パオテレ港周辺で新型コロナウイルス感染拡大前後の海産物取引の変化などについて調査をおこないました。
東ヌサトゥンガラ州ンガダ県沿岸のバジャウ人集落では、1992年に発生したマウメレ地震の影響について話を聞いたほか、過去から現在に至るまでの移動と移住の状況について聞き取りました。同地域では、北部につらなるスラヤール諸島(南スラウェシ州)との社会関係をはじめとして、海を媒介として紡がれる広範なネットワークなどの特徴がみられました。
バリ島ではブノア漁港で水揚げを見学し、真珠養殖業やマグロ漁業の関係者から漁業史について聞き取り調査を実施しました。
シッカ県沿岸の水揚げのようす
(2024年9月15日 撮影:中野真備)
バリ島ブノア港の水揚げのようす
(2024年9月18日 撮影:中野真備)
(文筆:中野真備)
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