海域アジア・オセアニア研究
Maritime Asian and Pacific Studies
東洋大学拠点

文字サイズ

長津一史教授著『国境を生きる~マレーシア・サバ州、海サマの動態的民族誌』が出版されました

長津一史教授著『国境を生きる~マレーシア・サバ州、海サマの動態的民族誌』が出版されました

2019.3.1

出版情報日本語


木犀社

『国境を生きる~マレーシア・サバ州、海サマの動態的民族誌』

長津一史
22cm・481頁
ISBN:9784896180688
発行年月:2019/2
本体:5,500円(税込6,050円)

東南アジアに近代国家が導入される以前から、現在のマレーシア、フィリピン、インドネシアにまたがる海域を自前の生活圏として暮らしてきた海サマ。典型的な国境をまたぐ社会であった海サマ社会は、マレーシア国家に組み込まれたあと、その制度や政策とのかかわりでいかに変容してきたのか。国境は海サマにとってどのような意味を持つのか。サバ州センポルナの海上集落で幾重にもフィールドワークをかさね、開発と宗教の領域における変化を手がかりに、かれらの国家経験を探る。

書影等の無断転載はご遠慮ください